ママになった女の子の話
このお話は、店名も何も開示しない、ただの思い出話しでありますから、ポコチの思い出ポロポロに興味のない方はスルーでお願いしますよ。( ^ω^ )
担当の女の子は当時シズカと、名乗っていた。
女性らしいムチっとした体系をしており、胸は過去にないほどに綺麗なFカップであった。
顔は痩せてた時の
杉田か◯る
歳は私とタメである。
非常に美人な女性である。
本当はいつも通り、客と女の子の関係で終わるはずだったが、あるきっかけで親密な関係になった。
90分10Kをお支払いする際に、財布にお金が入っていなかったのである。
あらー、と笑う女の子。
と、言ってもカバンの中にあるのは分かっていたので、
大丈夫、大丈夫
と、勢いよくカバンの中の封筒を持ち上げると、私が封筒の底を持っていたようで、遠心力で全額が女の子の頭上にぶっ飛び、ヒラヒラと札束が舞ってしまった。
恐らく50万くらいの額があったと思う。
女の子は大笑いをしながら、一緒に拾ってくれた。
ほとんどは回収出来たが、
机やらダンスやらの下にも入っただろうが、
それは上げるから、後で探してみな、
というと、
見つけたら次来た時に返します
と、律儀に答えてくれた。
※後日、お店に行くと、本当に2万円が出てきたとのことで、ちゃんと返してくれた。
正直者だねー
と茶化すと、
お仕事の話が楽しかったから、貴方に信頼された方が得だと思ったのよ
とニッコリと答えていた。
そう、この女の子は、非常に頭が良かった。
マッサージ中に、あのお金はどうしたのか?と当然聞かれた。
当時の私は、(以前少し紹介したが)それまで、やっていたネットのアフィリエイトを友人に委託し、自分はあらゆる事に手を出していた。
もちろん、基本はアフィリエイトなのだが、リアルとアフィリエイトを混ぜた物や、アプリを活用したアフィリエイト、継続型アフィリエイト、そして、自分には本業でルートがあった為、特にシニア層に着目したリアルアフィリエイトに力を入れていた。
シニアはネットには疎いが、財力はあるので、そこの間に入って、何か出来ないかと考えていた。
あの封筒のお金はそれらの収益や運用費だと説明した。
すると、女の子は自分も店を持つつもりだといい、アイディアを聞いて欲しいと言ってきた。
お金が欲しい、は論外だが、アイディアを教えて欲しい、や、どうしたらいいと思う?という話ではなく、自分のプランを持っていて、それを聞いて欲しいという姿勢は非常に好感が持てた。
人に自分の考えを言うことで、その答えや反応から、最良の道が生まれることがある。
彼女はそれを求めているのであり、ビジネスを楽しんでいるように見えた。
彼女の考えは、
まずは今年中に自分の店を持つ。
そして、将来的には、中国で日本進出したい同業者に対して、簡単に日本で店舗開店までができるパッケージを作りたい、と言っていた。
そして、そのパッケージを使い開店した後は、その店の売上から毎月マージンを抜くというものであった。
私は当時、ネットからリアルに副業の場を変えようと考えていたので、彼女の考えや経験は、非常に刺激的であり、マッサージ以外にも通うのが楽しみになっていた。
もちろん、彼女の美貌もさることながら、マッサージの腕前も一級品であった。そのことが彼女の独立を応援したくなる理由でもあった。
通うごとに、自分の副業の進捗を報告していった。
あれは、結局失敗した。
あっちは、月に5万くらいにはなってる。
また新しくこんな事を思いついた、
いまアプリ開発を依頼中、など。
それについて女の子も自分の事のように食いついて聞いていた。
女の子は女の子で、独立への進捗を話してくれた。
どこどこにお店を立てたい。
どこどこは、賃貸の審査に落ちた。
女の子のルートはできた。
など、順調に進んでいるようだった。
あの時間になると、デフォで手のサービスなのであるが、何回か通ううちに、段々とそれだけでは止められなくなっていった。
それは女の子も同じで、お店に怒られるから、店外で会いたい、と言っていた。
が、なぜか私は店外で会う事に抵抗があり、それを拒んでいた。
なので、店番が彼女一人の時に入店し、禁断の情事と、真面目なビジネスの話に勤しんだ。
しばらくして、私の仕事や副業が忙しくなり、少し時間が空いてしまい、ある時、お店に行くと、その子はもう辞めていた。
その店のママさんに30分コースのマッサージだけをして貰い、シズカちゃんから連絡が来たら貴方が来た事を伝えておくよ、と言ってくれた。
それから数週間後に、メッセージが届いた。
お店を立ち上げたご挨拶と、なぜこちらに来てくれないのか?という怒りの内容であった。
なにか誤解をしている事はわかったが、
遊びに行くよ、
誰もいない時間を教えて
と返すと、
照れながらも場所と時間を教えてくれた。
当日久しぶりの再会をすると、女の子はとても喜び、お店内のオブジェや、HPのコンセプトなど、細かいところまで説明をしてくれた。
また、後々確認すると、女の子は新店のメールを私に送り忘れていたようだった。
元店のママから私が来店した事を聞きすぐに、なぜこちらに来ない?と怒りのメッセージを送ってきた事を考えると、嘘ではないだろう。
最近は2店舗目をオープンしたと連絡が来た。
場所が一等地なので、2店舗の維持費だけで月に100万はかかると言っていた。
若い子が入ったら、貴方にマッサージを受けさせるから後で感想を教えて?と依頼されたが、
そういう場合は、
オイタはしていいものなのか、
と聞くと、
それはダメ。
オイタがしたい時は私に連絡して、
とニッコリ笑っていた。
たくさんのお店がある中で、お店の女の子からママになる過程をリアルタイムで経験できたことは、非常に有難い。
いまもお互い良い関係は続いている。いつまで続くやら。
つづく、かも。